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放課後かまくらっ子を取材してみて

私たちコソガイでは20年以上前から、鎌倉市の学童保育施設の現場を見て紹介してきました。「放課後かまくらっ子」が始まってから大きく変わりましたが、ようやく2026年3月、全16施設を再取材することができました。鎌倉市青少年課の担当者にもお話をうかがいました。

放課後かまくらっ子が始まるまで

鎌倉の学童保育「子どもの家」は、もとは公設公営かつ無料という独自の「鎌倉方式」で、多くは地域の児童館である「子ども会館」を併設していました。2003年度からは有料になりましたがそれでも格安で各小学校区に1つずつ設置され、民間の学童保育がほとんどない状態でした。

2013年から鎌倉でも学童の待機児童が出始め、年々増えました。そこで、古い施設は建て替えや増築、学校から遠くて不便なところは校内や隣に新築して移転、と鎌倉市は順次対応しはじめました。

ちょうどその頃、共働き家庭の「小1の壁」を解消し、全ての児童が放課後等を安全・安心に過ごし、多様な体験等を可能とする、という目的で、国が「放課後児童クラブ(学童保育)」と「放課後子ども教室(アフタースクール)」の一体的な実施を推進しました。

鎌倉市では、「子どもの家(学童保育)」と同じ施設に学区の児童を登録する「放課後子どもひろば(アフタースクール)」を開設することで対応。この2つを合わせて「放課後かまくらっ子」と呼び、2018年から2020年にかけて導入されました。

放課後かまくらっ子について、詳しくは別記事にまとめています。

放課後かまくらっ子が始まってから

高学年はアフタースクールに移行することも多く、待機問題はだいぶ解消されました。ただし、一部は利用者数に対して施設が小さいため定員が増やせずに今も待機があります。

施設をアフタースクールで使用するため、併設されていた「子ども会館」は閉館。更にかまくらっ子と無関係な子ども会館も運営が困難となり、すべて閉館しました。

「放課後かまくらっ子」は、市の直営から指定管理の公設民営に順次移行し、現在はすべて民間の運営です。

施設ごとの違い

児童数

建物

周辺の環境

住民層

指定管理業者

現場のスタッフ

学校や地域との関係

子どもの家は高い?

現在、子どもの家の利用料は月額7,500円(おやつ代別途)です。

民間の学童保育は利用時間が長かったりきめ細かなサービスがあったりもしますが、月〜金の放課後利用で入会金+月3〜7万円かかります。それに比べればかなり安いと言えます。

ただ、アフタースクールは年間保険料500円のみで基本無料。アフターの子も帰るまではほぼ同じように過ごしていますので、比較して高いと感じる方もいるようです。

かまくらっ子の乳幼児利用

かまくらっ子全施設で、平日午前と土曜日に乳幼児親子を受け入れています。昼休みに閉まる子育て支援センターとは異なり、お昼の時間も開いていてお弁当を持ち込むこともできます。

おもちゃが使える居場所であり、スタッフが保育をするわけではありません。一部の施設では乳幼児親子向けのイベントを行ったり、専門のアドバイザーが相談に乗ったりしています。

多くの施設では多目的トイレがあり、おむつ台やベビーキーパーが設置されてます。一部は授乳室もあります。専用の設備がなくても、授乳やおむつ替えの場所を借りることができるようです。

あまり知られていないこともあり利用者は少ないようです。

子ども会館は復活しない

以前あった子ども会館は、乳幼児親子から中学生までが公園のように自由に利用できる場所でした。異年齢の子が一緒に遊んだり、幼稚園児親子や私立小児童が一箇所に集まったりと、多様な使い方ができました。イベントのときは別の学校の児童も参加していました。

現在のアフタースクールは学区の登録児童だけという閉じた場になっていて、昔を知るスタッフの間からは、以前の子ども会館方式に戻せないか、という意見も聞きました。

鎌倉市としては、アフタースクールで小学生の居場所はほぼカバーできており、今後は子どもの数自体が減っていくこともあり、現在のやり方を変えるつもりはないそうです。

時代の流れもあり、できるとしたら赤ちゃんから高齢者まですべての世代が利用できる居場所であり、公立の児童館を作ることは難しいとのお話でした。

かまくらっ子の今後

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